2011年06月01日

浜辺に潮が満ちたとき

この海どこまで続いてる
この海どこかで途切れてる
それは赤ちゃんこそ、よおくしっている
そんなことを思い出した瞬間は浜辺に潮が満ちるとき
そのままじっと
満ちる潮に、洗われるまま撫でられるまま
深く深く、海底二万尋
のときは、流れることもなく佇んで
それはあたかも猫柳の芽に触れたかのように
窓ガラス越しの冬の日差しに触れたかのように
やわやわと、ほのほのと、潮の塊り
は、抱きしめられて抱きしめて
ねえ、かたちがあるってどういうこと

あんなにも
求めて、闘って、傷ついて、苦悩して
いまはただそれも
貝となり果てて海底にしずしずと

ふと物音に潮の塊りは霧散して
手に取った朝刊の文字が滲んで並ぶ
イヤホンのユーチューブからは
青春を伴走した昔のはやり歌

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posted by はまべせいや at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 青の部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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