2009年12月16日

騒乱

ののしり合い、ひしめき合い。先を争って、押しのけて。宝のありかを目指して殺到する若者達。なぜ、こんなことに。皆ぼくの同級生。はじめは宝の謎を解こうと集まったはずなのに。同級生たちの殺到する流れからやっと逃れて。そう思ったのも束の間、腕を取られて流れに引き戻される。後ろから押されてよろめいて、ついに思い切り突き飛ばされた。気が付いたら舞台の下。そうだ、皆忘れているんだ。舞台の上にいるということを。舞台に登っているうちに信じてしまったのだろうか。謎であるはずの宝の存在を。
「おい、寝るなよ。」声をかけられてはっとした。学園祭の出し物を決める長い話し合いの間に、どうやら居眠りをしていたのだった。

posted by はまべせいや at 04:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒の部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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