2005年12月19日

聖夜(せいや、クリスマス)

もうすぐクリスマス。
老若男女を問わず特別な日となってどれくらい歳月がたっているのだろう?
外国の風習のいいとこ取りが得意な日本人の様式が顕著に現れた年中行事だろう。
周りにつられてあんまり空騒ぎをするのは私の性には合わない。
まあ。せいぜい国内消費を増やしてくれよ、と思う程度である。

そうは言うものの、私はO・ヘンリーのこの短編。
貧しい夫婦がお互いに感謝を示すために贈り物をするという、
「賢者の贈り物」という小説は好きである。
彼らは文字通り自分の身を切るような思いをして、何を贈ったのだろう?
私の言うまでもないことだろうが、
それは結果としてお互いの将来を目標を贈ることになった。
そして仲睦まじさはさらに強まった。

お互いに恋人同士で付き合っているとき、
結婚してもこれから家庭を作っていこうとしているとき。
そんなときは将来の目標のようなものがあって、
それが同方向を向いている限りはたとえ現実がどうであれ、
愛情というものはそうそう冷めるものではないと思う。
でも「ある程度家庭ができてしまった」と、
どちらかあるいは両方が思ってしまった瞬間に将来の目標は崩れてしまう。
そこに残るのは目の前の現実のみだろう。

男女の関係にしろ、その他の人間関係や契約にしろ、
将来がなくなって目の前の現実のみの関係になったとき、
恵まれた現実であればある程度幸福なのかもしれない。
でも。それが恵まれた現実でないならば?
互いに不幸となり、その関係は崩壊を始めるだろう。

未来があるから僕らは生きる。
未来があるから僕らは幸せ。
未来があるから僕らは悲しい。
それらのすべてが詰まっているこの短編を、クリスマスの晩にでも読み返してみようかな。
posted by はまべせいや at 17:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 季語に思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは、せいやさん

今日、保育所にサンタさんがやってきたらしいです
保育所のみんなはサンタさんにプレゼントを貰いました
帰ってからのお楽しみ・・・と包装紙を開く娘
中にあったのはアンパンマンのカルタでした

「えー!!セーラームーンのマニキュアじゃない!!」と娘

それによって娘がなにをサンタさんにお願いしているのかを知ったわたしです
わたしはサンタさんを信じていた記憶がありません
しかし娘は信じています
なので、セーラームーンのマニキュアに近いものを作るか探すことにしました
今年のクリスマス、わたしは本物のサンタさんになれます
もしかしたら生涯最後の本物のサンタさん体験かもしれません
慎重にたっぷり楽しみます
この体験が、わたしがもらったクリスマスプレゼントかな♪

特にイベント好きではありませんが、「クリスマスだから」と堂々と照れなく誰かにプレゼントできるという意味でクリスマスは好きです
あと、ケーキも食べられるし(大人になっても嬉しいです)

大切な人にプレゼント
そのために自分の大切なものを手放す身を削る
「きっと喜んでくれる」そう思って
相手が喜ぶ想像をすると嬉しい
それをプレゼントしようと決めた自分も嬉しい
プレゼントを渡すまでの時間って、とても幸せな気がします

お互いの将来を贈る事となる
とても素敵です
気持ちが同方向に向いていること
信じ合うことも同じですね

クリスマスの晩、わたしも読もうかな、眠る前にでも


昨日の雪も随分溶けました
朝と夕方では景色が違っていました

今夜はお鍋(最近毎晩お鍋ですが)
外は寒いけど、あたたかなおうちであたたかな時間を過ごしています

未来があるから僕らは悲しい
それを感じることがよくあります
でも、それよりも強く
未来があるから僕らは生きる

あたたかな時間を過ごしてください

おやすみなさい

Posted by キュプラ at 2005年12月19日 18:54
おはようございます。キュプラさん。

昨晩のお鍋はどうでした?
あたたまったのでしょうね。
楽しかったのでしょうね。
お鍋って不思議ですね。
割と簡単でいて、
それでいてお腹がいっぱいになるだけじゃない
プラスアルファーがあって。

さすがにおしゃまなキュプラさんの娘さんですね。
”セーラームーンのマニキュア”わかってよかった。
サンタさんを演じられる最後のチャンスかもしれない。
最高のプレゼントをもらいましたね。

プレゼント。
選ぶときに始まって渡すときまでのドキドキ感は幸せでもありますね。
私はちょっと昔においてきちゃったかな?
だからこそ昔読んだ「賢者の贈り物」がなおさら思い出されて読み返したくなったのです。

未来があるから僕らは悲しいよりも、
未来があるから僕らは生きるのほうがいいですね。
ホワイトクリスマスというのもなかなかよさそうだし、
でももう一回雪が降らない限りは雪は溶けちゃうかな?
お鍋を囲むキュプラさん親子の暖かな心情で。
Posted by せいや at 2005年12月20日 05:26
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