2005年12月05日

焚火(たきび)

”垣根の垣根の曲がり角 たき火だたき火だ落ち葉たき♪”
なんていう唄は、今時の小学生はもう唄わないのだろうか?
そういえばたき火をしているところなんて、
もうどれくらい見ていないだろう?
たき火の炎は身体を温める以上に、
心を照らしそして沈静させていくような、そんな力があるような気がする。

闇を照らす炎は夜行性の肉食獣をおびえさせて、
生身の身体ではとてもかなわない人間を守ってくれる。
闇におびえていた我々の祖先に安眠をもたらした。
そんな記憶が今も遺伝子に記憶されていて、炎で心が静まるのだ。
なんて説明を聞いたことがあるけど、
なるほどと思う反面それだけの説明では物足りない気がする。

たき火の炎をもう少し小さくして、ろうそくの炎はどうだろう?
ろうそくの炎は焚き火の炎以上に、心を沈静化させてくれるような気がする。
闇を照らすろうそくの炎はあたかも自分の心の中に灯るようで、
まるで自分の心が輝きを帯びてくるような、そんな安らぎを覚える。
果たして人の心の中に真に自ら光を発して、
穏やかに自分の生を全うして皆を照らすような、
そんな力はあるのだろうか?
ろうそくの炎を常に心に灯し続けられればいいな。
そんなことを思う。

炎を元の大きさに戻そう。
実家にいたころは庭でごみを燃やせたので、よくごみを燃やした。
炎はすべてのものを焼き尽くす。
好きなもの、嫌いなもの。
思い入れのあるもの、どうでもいいもの。
そういうものを燃やしながら心が静まっていった。
炎そのものを見て心が静まっていったのか、
あるいは自分の過去を映すものが目の前で灰になっていくのを見て、
感慨を感じながら心が静まっていったのか。
それは分からない。

さて。人間が制御しきれないほどになった炎はどうだろう?
たき火以上の炎は一人の人間で果たして制御しきれるだろうか?
炎を自由に使うようになったかとも思える人類。
世界中の炎の熱量を集めたら、
人口とたき火の炎の熱量の積ではとても収まらないだろうな?
炎の恩恵に浴しながらも、そんなことを思う。

焚き火の炎の不思議な魅力からさまざまに思いはめぐったが、
炎の魅力の不思議は依然として残ったままである。
posted by はまべせいや at 18:21| Comment(6) | TrackBack(0) | 季語に思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先日、娘が家の周りの枯葉を集めているので
「どうするの?」と訊くと「クッキングで使うの」と答えました

保育所で月に一度行われている誕生日会
その日はみんなで料理をして食べるそうです
今回は焼き芋だそうです
いいないいな、焚き火

年明けにある「とんど」の大きな炎を見ながら
今年の初めいろんなことを感じました

気がつけばもう年末ですね

こちらではやはりゴミは各自の家で燃やしているところが多いです
ほか、草取りの後の草もどんどん燃やしますね
車で移動していると、一日に一度は「焚き火」っぽいのを目撃します
炎を目の前にすると
一瞬、心が停止します
「感情」とか「思考」とか
そういうものが関係ないところでどこかが反応するような感じ



反応する感じ

娘を抱きしめた瞬間、心が一瞬停止するのにも似ている気がします
また、違うのだけれど


こちらは昨夜が初雪です
未だ雪は降り続いています
おかげで今日の舞台稽古は休みです
寒い寒い
雪は積もってます
今夜は洗面器いっぱいに雪を詰めて
窓を開けて雪を眺めて
なんちゃって露天風呂ごっこで遊ぶ予定です
冷えないように気をつけながら

せいやさん、あたたかくしていてくださいね
少し早いけど
おやすみなさい
Posted by キュプラ at 2005年12月05日 19:11
いいないいな、落ち葉で焼き芋。
焼き芋ってやっぱり落ち葉で焼くのが一番おいしいんだろうな。
でもね。
ほんとうは今日焼き芋食べたんだ。
落ち葉で焼くのほどおいしくはなかったかもしれないけど、
とぉっても幸せな気分になったんだよ。

炎って不思議な感じだよね。
実はね。子どものころから炎を見つめるのが大好きだったんだ。
真夏でもね。
汗をかきながら炎の前でずっと見つめてた。
どうあがいても数十億年で地上のすべては
宇宙空間の冷たい物質になるなんて知らなかったけど。
でもね。灰になっていくのを見ながら。
”何か”を感じてたんだ。

舞台ね。成功だったみたいだね。
アドリブ踏んでるところ。見たかったな。
思えば知らないうちに生という舞台に引き出され、アドリブ踏んでる。
なりたい自分を演じ、ときになりたくない自分も演じ。
僕らは人生の表現者。
演劇の舞台の上でのアドリブも役者冥利に尽きるってもんだね。
喝采を送るよ。
次回もきっと喝采だね。

今日は日本中冷蔵庫。いや冷凍庫かな?に覆われちゃったみたいだったね。
冷たい風に思わずぶるぶるだったよ。
露天風呂ごっこ。冷えないようにね。
もう終わったかな?
それじゃ。湯冷めしないようにだね。

キュプラさん。
暖かくしておやすみなさい。
Posted by せいや at 2005年12月05日 21:27
昨日ほどではないけれど、しっかり冷蔵庫(時間によっては冷凍庫)みたいですね、こんにちは

露天風呂ごっこはとても楽しいものになりましたヨ
大人のわたしも、思う存分雪に触れました
雪に触れて痛い手を、湯船に沈める
楽しそうにはしゃぐ娘は、わたしの妄想の中でおさるさんに
お盆の上に熱燗が…と
実際にはお風呂上がりに冷たい林檎酢を飲んだだけだったけれど

ずっとずっと先、
宇宙空間の中の冷たい塊になる
なんだか自分がちっぽけに感じて
なのに少しそれが安心です
炎の中には小さな宇宙があるのかな
人生にも四季があるように(今は冬かな)

焼き芋いいな
この冬はまだ食べていません
せいやさんの食べた焼き芋はきっと、おいしかった

ほくほく
ふうふう

今日はちゃんと稽古はあるはずです
この前とは違うホールです
綺麗で設備のよいところです
けれど相性というか愛着というか
それはいつも稽古するホールにあります
舞台には魔物が住んでます
でもそれは、鏡に写る自分だったり
それに挑むのも自分かしら
せいやさんにもみてもらいたかったナ

お日様が出てきましたヨ
Posted by キュプラ at 2005年12月06日 13:12
今は人生の冬ですか?
雪に触れながらあったかいお風呂に入ったり、
焚き火をして焼き芋食べたり。
新雪や根雪を踏みしめたり、
枯葉の匂いをかぎながら下草の枯れた木立を散策したり。
冬には冬の味わいがあるよね。
そうして冬を楽しんでいるうちに、
いつの間にかあっ春が来ちゃったなんてね。

舞台はやり直しが効かないから、
きっと普通では考えられないようなアクシデントがあったり、
自分自身のうちに何かが起きてしまったりするんだろうな?
でも演劇が大好きなキュプラさんだからきっとそんなの飲み込んじゃうよね。
キュプラさんの舞台。
きっとイマジネーションで見てみせます。

今日はね。
赤々と夕日が燃えているのが見えたんだ。
それはそれは、おぉ〜きな。焚き火でした。

ほんのひとかけらの焼き芋だったんですよ。
この話今度記事にしようかなって思っています。
Posted by せいや at 2005年12月06日 18:43
記事、楽しみにしていますね

イマジネーションで見てもらうってのは
ずいぶん嬉しいです

せいやさん、ありがとう
冬を楽しんじゃいますネ

うう、今日も寒いです
でも、久々の晴れ
今日は夕焼けが綺麗かも
わたしもその中に探してみよう
探してみよう
Posted by キュプラ at 2005年12月07日 17:06
多分私の記事は、たいしたこと書けないです。

舞台の上できっと、
キュプラさんは輝いているんだろうな。
その光を少しだけ分けてくださいね。

私のところは
夕方はコートが邪魔になるくらいだったのが、
夜の帰宅間際には
いつの間にかコートのポケットに手を突っ込んでいるくらいに冷えてきました。
でも12月になってから、
ちょっとあたたかいかな?って感じです。

でも急に冷えるのには気をつけないとね。
舞台の成功を祈ります。

Posted by せいや at 2005年12月08日 05:08
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