2012年02月27日

海面漂泊

たとえば海に放り込まれたならば。顔を水面に向けているときは手足を動かして泳がざるを得ない。顔を空に向けているときはただ潮の流れに任せてぷかぷかと浮いていればいい。空の青さ、変幻自在の雲、沁み渡る月光や星辰に涙すればいい。涙できるということは、実はとても幸福だということに気がつけばいい。ただ海面に浮いていられるような凪が続くことは奇跡のようなことなのだと心に刻みつければいい。
顔を水面に向けて泳いでいるときは無我夢中。顔を空に向けて浮いているときは奇跡のように夢見心地。いずれにしても、ちっぽけな「自分」など海に預けるがいい。

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2012年02月01日

作家と時代

時代に違和感を感ぜずにして、作家であろうとすることはあり得るだろうか。おそらく時代のなかに作家がいるということでなく、作家のなかにどうにも消化しきれない時代が渦巻いているということではないか。そのどうにも消化しきれない部分を表出させたいという欲求が作家を作家たらしめている。その表出したものがどんな時代に生きる人間にとっても普遍的な問題であるときに、同時代を生きる人に共感を与える。そして、その作家は時代を反映していると言われるのだと思う。

posted by はまべせいや at 18:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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