2010年10月29日

自転車登坂

自転車で上り坂に差しかかったとき、今日は重いギアで一気に登りきってやろうと思う場合と、今日は軽いギアで楽にゆっくり登って行こうと思う場合がある。前者の場合、坂の途中から脚の筋肉の緊張が高まり、坂を登りきった後の呼吸が乱れる。しかし登りきった後の脚は意外に軽く、思ったほどには苦しくなかったなと思うことが多い。後者の場合、坂の途中も登りきった後も、呼吸が乱れることはほとんどない。しかし坂の途中から脚が次第に重い感じとなり、坂を登りきった後も案外その重さが続く。なかなか楽に坂道を登らせてはくれないなと思うことが多い。

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2010年10月13日

ある朝の質問

今より若く電算部門を担当していたころは、元気もよく研究心向上心もある程度を保ち、無鉄砲なところもあった。コンピュータを使ってまだまだ仕事のやり方を改良できるのではないか、便利になるのではないか、販売力の強化に結び付けることができないか。そんなようなことを常に考えていた。小さな変更や少し機能が加わるようなシステム変更は、ほぼ独断に近い形で進めていた。会社はコンピュータから提供される情報で動いている。自分はまさしくその中心に位置して、自分が中心で会社が動いているというくらいの勘違いをしていた。だから、私が提出する「システム改善計画書」「コンピュータのレベルアップ提案書」などの類は議論を待たずに採用されて当然という気でいた。金がかからない提案には、糠に釘。金がかかる提案には、まず否定。社長や役員クラスも含めて上席者を小馬鹿にしていた。
ある朝私が出社すると「ちょっと専門家のきみに素人っぽい恥ずかしい質問なんだけど教えてくれないか。コンピュータはどうして速く計算ができるんだい。」ある役員がそんな質問をしてきた。コンピュータ関連のことなら立て板に水の如く答えられないと恥ずかしいと思っていたので頭をガンと殴られたような気がした。なんとか発声したのが「二進数による計算が普通人間が使っている十進数による計算よりも速いということと、コンピュータに使われている電気信号の速さによるところでしょう。」というような内容の言葉だったと思う。「ああ、そうかい。ありがとう。」と言って役員はさらなる質問を切ってくれたが、とても心から納得したような顔ではなかった。答えた私自身、まったく納得していなかったのだから。
確かに読んだ記憶はあったのだ。電気を全く使わない手回し式の計算機の話。リレー式の計算機の話。広場に大勢の人を集めて信号のオンオフに見立てて、号令でその人たちを動かして計算したという話。そういうことを含めて話をしなければおそらくその役員は納得しなかっただろうし、私自信納得できなかった。コンピュータユーザーの会社で実務をこなせばいいのだから、そんなことを知る必要などないのだと。そう思っていた。だが、ほんとうにそれでいいのだろうか。そんなことを考えた朝だった。

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2010年10月01日

消費する摂取

「よく噛んで食べなさい。飲み込むだけでは栄養になりません。」とは、いみじくも伝えられてきた先人の智慧。よく噛むとは、よく食べ物を味わい、よく食べ物に感心するということ。そこで。さて摂取するのは食べ物だけだったろうか。その他に摂取するものにも同じことがあてはまるのだろうか。消費するように摂取しているものはないだろうか。そういうことがほんとうに腑に落ちたのは、私の場合後半生に入ってからのことである。

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